90年代を代表する劇・・・その1
映画 レント
オリジナル・キャスト版の帯に「六〇年代の《ヘアー》、七〇年代の《コーラス・ライン》、そして九〇年代を代表するのはこの《レント》!」とある。元ネタはNYのブログの代筆だが、作品を端的に表している。
全く無名の若いスタッフ、キャストによってオフブロードウェイで上演されて爆発的な評判を呼び、二ヵ月後にはオンに移動したこのミュージカルは、ブロードウェイの一番新しい「伝説」であり、九〇年代の申し子となった。
物語はオペラ《ラ・ボエーム》を下敷きにしているが、登場するのは、ニューヨークのダウンタウンに住む家賃(レント)も払えないほど貧しいアーティストたち。