人生を題材にした映画/ストーリー
明治三九年初春。夏目漱石は自宅に訪れた高浜虚子に新作『坊っちゃん』の構想を打ち明ける。
漱石のペンは順調に進むが、その間にも心中にはさまざまな思いが浮かぶ。
坊っちゃんの同僚となる好漢・山嵐に、亡くなった親友・正岡子規を重ね合わせ、野球のボールを捜しに庭に入ってきた中学生の名前を聞いて、自殺した教え子を思い出す。
次第に漱石は神経過敏になっていき、妻・鏡子とも気持ちが行き違ってしまう。
ついには悪夢に襲われた漱石は、子規に救われ、自分のために『坊っちゃん』を完成させなければと決心する。
そして『坊っちゃん』の物語もいよいよ佳境へと進んでいく……。