自前主義と無償主義
活動選択における自発性の契機と結びについて、ボランティア活動は、その活動に必要な資源(リソース)に関する自前主義と活動の成果に対する無償主義を原則としています。
ある特定の活動を選択し実行するためには・それ以外の活動を可能にしたかもしれない資源(時間、労力、資金、技能、情報など)の投入を必要とします。
ボランティア活動における自前主義とは、この活動資源を他に依存せず自弁することを当然だと考えることです。
端的にいえば「身銭を切る」ことにほかなりません。
活動資源について自前(独立)主義をとるということ自体は、活動の対価、見返りを期待してはいけないということには直ちにはなりません。
手間暇をかけ、身銭を切って活動する以上、一定の報酬を要求したり、受け取るのは当たり前であると考えることもできるからです。
・・・けれども、ボランティアは、みずからの意志で費やそうとする活動資源に対する金銭の報酬や名誉の顕彰を待望しません。
この点で同じ民間活動でありながら、利潤を動機とする企業活動における仕事とは異なっています。